万延元年遣米使節が持参した将軍徳川家茂よりブキャナン大統領宛国書等の調査 (2018年10月31日〜11月2日)

【2018年10月31日】
ここに掲載するすべての写真はSmithsonian Institution,National Museum of Natural Historyにて当会が撮影したものです。

午前10時20分ANA002便でワシントンDCに到着午後2時、使節が持参したブキャナン大統領への献上品の品々を特別に閲覧できるように、事前に申請、手配をしていただきました福岡万里子先生、彭浩先生と現地で合流し、担当者の方々にご案内頂きました。


     
  家茂から大統領へ贈られた馬具、翠簾屏風、書棚、柄杓、三名の使節から大統領へ贈られた火桶3個,及びペリーが
日本より持ち帰った遺品を閲覧しました。スミソニアン博物館 Website 参照
 
   
  大統領に贈られた品、馬具一揃「蒔絵の鞍と鐙、紅の厚いふさ」と、村垣範正の遣米使日記に
記されている遺品
 
       
   
  大統領との晩餐会でも飾られ、珍重されたと
書かれている翠簾屏風
ミニストルのレウィス、カスへ下される品々は鞍と
鐙「キリに鳳凰の蒔絵」と書かれています。
 
       
   
  大統領が鞍を馬に付けた姿を所望され、成瀬
正典が乗って見せたところ大変喜ばれたという
鞍を見て、情景が目に浮かぶようでありました。
日記に書かれた通りの品々に、村垣範正の観察力と
記録の正確さに驚きました。
 
       
 
  三使節からブキャナン大統領に贈られた蒔絵
火鉢三個
左の蒔絵火鉢の一部拡大写真
       
   
  珊瑚が鏤められ華麗にカーブし、凝った扉を
施した書棚
左側書棚の下部拡大写真
 
       
     
  第十一代将軍徳川家斉の娘が細川家に嫁いりする
ときに準備された駕籠
(*こちらの徳川家と細川家家紋入り駕籠を閲覧
しました。)
   
       

ペリーの『日本遠征記』によると、ペリー来航2回目の際には、ペリー側からアメリカの土産が献上され、同時に
日本から多くの贈答品が送られました。


 
  ペリーが持ち帰った刀身 柄〈つか〉にコモドア ペリーと
刻銘されています。
ペリーが持ち帰った蒔絵硯箱
使節がホワイトハウスで大統領に謁見の際、
ペリーの硯箱が飾られていたと書かれて
います。
  
       
 
  ペリーが持ち帰った浮世絵の絵図を
モチーフにした当時の団扇
ペリーが持ち帰った極大の皿 ハリスが賜った時服